どこにお店を構えるか?

お店を開業するといっても、その業種は様々です。
どんなお店を開きたいかは「どんな人に何を売りたいのか?」だと思いますが、それぞれの業種にも特徴があります。
例えばカフェは、年間を通して季節を問わず、客の出入りに期待が持てる業種です。
でも、友人とのおしゃべりを楽しんでいる人や、仕事をしている人など、回転率はあまりいいとは言えないでしょう。
お寿司や焼肉などは、回転率は優れていますが、食中毒には要注意です。
生ものを提供するには、それなりのリスクも考えられるでしょう。
何かと注目を集めやすいラーメン・鍋料理は、話題にもなりやすいですが、夏場に売り上げが低迷してしまう恐れもある業種です。
このように、それぞれの業種でメリットとデメリットは存在するものです。
これらを念頭に「自分は何をしたいのか?」それ次第で、今後の未来は大幅に変わっていくことでしょう。
また、来店するお客様の大半は「お腹を満たしたい」と思って来られます。
そのため、待ち時間がクレームに繋がることも、少なくありません。
手間を掛けている料理なのに、あまりに安い金額で提供していると、その手間がお客様へ伝わらないのかもしれません。
価格競争の激しい時代ですが「安いのが当たり前」とお客様へ思わせてしまうのも、いかがなものかと思います。
最初の価格設定がいかに大事か、そして従業員への「稼働」が掛かっていることも忘れずに、手間と価格競争のバランスが重要になってくるのではないでしょうか。
食欲は人間にとって、切っても切れない欲求の一つです。
どうか飲食を通じて「売ってよし・買ってよし」の関係が気づけたなら、こんなに素晴らしいことはないと思います。